舌炎

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舌炎 - 口腔疾患

舌の先がピリピリと痛く、鏡を見ると赤くなっていて、小さいできものがあるような…。痛いのは極一点で、だけどすごく痛い。

このように、舌に炎症を起こして痛くなるという症状も、私たちが日常でよく経験するものではないでしょうか。

もちろん、一点のみが痛いとは限らず、一般的に舌炎と言えば舌の表面が赤くなる、腫れっぽくなる、変色する、つるつると滑らかに見えるといった症状が見られることもあります。

舌炎になるきっかけを考えても、例えば舌を噛んでしまったり火傷をしてしまったりした箇所にアフタ性口内炎ができることもありますし、特に何かあったという訳ではないけど舌にできものができたような痛みが起こることもあります。

舌の先端や縁に炎症が起きると、歯の裏側に当たって痛い、咀嚼し飲み込むたびによく使う場所だから苦痛が大きいという具合に、大変煩わしいものです。舌炎にかかると、普段どれだけ舌が動いているのかが分かるのではないでしょうか。

舌炎にかかる直接の原因としては、いわゆる口内炎と同じで、様々な原因が挙げられます。

一般的には栄養不足やストレスや疲労による抵抗力の低下、もしくは外傷、アレルギー、または口が乾いている状態だから舌炎になったということもあるかもしれません。

栄養不足という点では、主にビタミンBの欠乏が原因として挙げられますし、治療のためにビタミンBを摂取するという方法がありますが、他にも鉄性貧血の際に舌炎が起きることもあります。

ビタミンB12の欠乏で起こるハンター舌炎という舌炎もありますが、ビタミンB12の欠乏は熱心なベジタリアンでもない限り、健康な人が普通に生活を送っていて簡単に起こることではありません。

ビタミンB12の吸収は胃の壁細胞から分泌されるたんぱく質によって吸収されるので、胃の摘出手術を受けた方などにビタミンB12の欠乏は見られやすく、ハンター舌炎が起こることがあると言いますが、一般的によく経験する舌炎というわけではなさそうです。

一般的に経験する舌炎は特別に何が原因ということもなく、何かの拍子にできるものという感覚があると思います。

舌炎の症状によっては病院で診てもらうことが重要ですが、口内炎と同じように、ほとんどの方はとりあえず一定期間我慢して放っておく、市販の塗り薬を使う、ビタミン剤を飲むという方法を取って、様子を見るのではないでしょうか。

しかし舌炎は舌にできる炎症ですから、なかなかそっとしておくということも容易ではなく、塗り薬は塗ったものの定着せず、コーティングできているようだけど効いている様子もあまりなく、あまり意味を感じない、ということもありますよね。

就寝前ならまだしも、日中はやはり我慢するしかなさそうです。舌炎が痛くて辛いというときも、口の中を清潔に保つということは強く意識して行ってみると良いでしょう。

口内炎の場合もそうですが、口腔内の炎症は悪玉菌が出す毒素によって悪化しますし、当然ですが炎症が酷くなれば痛みます。

悪玉菌のせいで虫歯が進み、歯周病が進み、炎症が進むと考えることができるので、口の中にトラブルがあるときにこそ、口の中の清潔を保たなければなりません。

口内炎や舌炎があるときこそ、殺菌効果のあるマウスウォッシュやデンタルリンスを使い、歯間ブラシやフロスで歯の間をキレイにしてから眠りにつきましょう。

舌炎はできる場所や範囲によって、日常生活に大きな支障を来す痛みを引き起こします。

早めに対処すると言ってもあまりできることはなく、病院に行くのも大袈裟で、しかし激しい痛みがあるというイライラする症状ですから、できればあまり経験したくはありません。

しかし何かの拍子に襲い掛かってきたなら、まずは口の中を清潔に保つことを意識してみてください。

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