顎関節症

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顎関節症 - 口腔疾患

口を開け閉めするときに音が鳴る、モノを食べているときに顎の付け根が痛い、顎の上下がかみ合っていないような気がする。

このようなトラブルが生じる顎関節症も、私たちにとって身近な症状の一つです。

症状は軽いものから重いものまであり、軽ければ多少口を開けたときに音がするかなという程度かもしれませんが、次第に口が大きく開けられなくなったり咀嚼が苦痛になったりして食事のときに不便を感じることも多くなります。

日常生活に支障が出るほどの重い症状であれば外科的な治療が必要になることもありますから、やはり身近でありながらあまく見ることはできない症状。

どこに問題があって顎関節症になっているかで、いくつかにタイプ分けができます。

もっとも一般的なのは、顎の骨の上下を繋ぐ関節である関節円盤のズレによって起こるタイプの顎関節症です。関節円盤がズレているので、顎を開け閉めしたときに不快な音が鳴ってしまいます。

他には、顎関節周りの筋肉に問題があるタイプ、変形性関節症によって起こるタイプなどがありますが、原因は一つとは限らず、複数の要因が折り重なっている方もいるといいます。

顎関節症のタイプが様々なように、顎関節症になる原因も様々です。やはり一つこれが原因だと特定できることよりも、いくつかの要因が折り重なってという方が多いのではないでしょうか。

例えば、歯ぎしりの習慣がある方はそれが原因で顎関節症になり得ます。

睡眠時だけでなく、日ごろから気づけば歯を食いしばっている、顎に力が入っているということもありますから、知らないうちに顎に負担をかけているかもしれないのです。

また、顎への負担という意味では頬杖をつく癖や、机に顎を乗せて本を読む場合のような、顎で頭を支える癖、口の片側ばかりでモノを噛む癖が原因となることもあります。

噛み合わせやストレスが原因でと言われることもありますが、やはりそれだけでというよりは、顎に負担のかかる癖で?み合わせが悪くなり、ストレスが原因ではぎしりが酷くなり、寝ても覚めても顎に負担をかけすぎるからこそ何かの拍子に顎関節症になってしまう。

顎への負担がかかりやすいのは、おかしな力が入っているというよりも、もともと顎の力が弱いということの方が原因だという方もいるでしょう。顎が小さかったり、顎の筋肉がもともと弱かったりすれば、それだけ負担にも弱いということになります。

顎関節症は女性の方に多いと言いますが、もしかしたら顎に負担をかけやすい習慣を持っている上に、顎が小さくダメージに繋がりやすいのかもしれません。

しかし、顎の力が弱いとか、顎が小さいという問題は、知ったからといってなんとかなるものではありませんよね。

顎の力が弱いというのも、今までの食生活の結果ですから、すごく長い時間をかけて生じた問題だと思います。そしてたいていは、実際に顎関節症のような症状が表れなければ自分の顎が弱いかもしれないとは考えないはずです。

だからこそ顎関節症についても、ある程度知っておくことは大切ではないでしょうか。

日ごろの生活で気を付けられるとすれば、まず噛みしめ癖や頬杖などの癖を直す努力をすること。

そしてご飯を食べるとき、片方の口だけを使って咀嚼していないか、よく噛んで食べているか、噛みごたえのあるものを食べているかなどに気を使い、顎が弱る食生活なのであれば見直してみることも重要です。

顎にとって良くない習慣は減らし、良い習慣は増やしていく。

特に現代では、噛みごたえのある食べ物を食べる機会は減っているのではないでしょうか。柔らかく食べやすいものが多い。ストレスも多く、無意識に奥歯を噛みしめている人も意外に大勢いるかもしれません。

顎関節症は、ほんの少しでも顎への負担や顎の弱りというものに意識を払うことで避けられる症状のはずです。

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